フィンテックのクリーンヒーター

はんだや木材等の加工対象に高熱の熱風を吹きかける際に使用する機械に「エアーヒータ」というものがあります。

これは発熱体の入った棒状のヒーターの中にエアーを通し、高温に熱して排出する仕組みとなっているものです。

発熱体に気体が直接触れる構造であるため熱伝導性が良く、効率的にエアーを熱する事ができます。

その温度は最高で900℃に達します。

フィンテックが販売しているエアーヒータには、不純物の付着を避ける加工で使用することを想定した製品がラインナップされています。

その製品であるクリーンヒーター「CLHシリーズ」は、構造的に塵・ガスを根本的に排出しないようになっています。

ただし、他のエアーヒータと同様に製品単体で熱風を排出する機能があるわけではないので、別途エアーを送り込む必要があり、その装置側でも塵などを排除して運用する必要があります。

製造過程は他のエアーヒータと同様であるため、最初から内部に塵が完全に無い状態ではありません。

そのため、はじめて使用する際には加熱しながらエアーを通して塵を飛ばしておく必要があります。

また、留めネジ部分に接着剤を使用するとそれ自体が塵を生み出すため、溶接して使用します。

(別途注文可能)温度計もオプションで搭載できますがあくまでも目安であり、別途温度計を実装することが望ましいです。

製品の長さの違いごとに運用電圧が異なり、電圧が高くなると最高温度までの立ち上がり速度が早くなります。

最短であるCLH-10は100vで運用できます。

(最高温度付近までの立ち上がり時間は約240秒)塵を極力排除して加熱を行う際にはフィンテックのクリーンヒーターの運用をおすすめします。