農作物の生産に役立つ全ゲノム解析

日本は先進国の中でも、農業が非常に活発になされている国です。

われわれの主食であるコメに至っては自給率が100パーセントとなっており、全国で色んな品種が栽培をされています。

またスイカやメロン・梨に至って毎年新しい個体が誕生をしており、日本は品種改良の技術に長けている国とも称されているほどです。

以前は農業に携わっている方の勘に頼った改良となっていたので、全国で同じ品種を広めることが困難でした。

ところが2000年以降になると、ある技術が確立をされて、高品質で安全性にも長けているものを手に入れられるようになりました。

それは全ゲノム解析技術であり、農作物のDNAを解析することで組み換えに必要な塩基配列情報を手に入れることが可能です。

この技術を確立したのが株式会社理研ジェネシスで、2001年に東京で設立をされた会社です。

株式会社理研ジェネシスは兵庫県に本社を構えている理化学研究所の関連企業で、高度な理学知識を駆使した研究を実施されているところです。

全ゲノム解析はアルファ線という放射線を照射して分析をおこなっており、ミトコンドリアレベルの細胞を確認することができます。

今では農林水産省が全ゲノム解析技術を農業に組み入れることを奨励されており、日本固有の品種作りに尽力をされるようになりました。

イチゴやモモの改良を重ねており、世界各国に輸出をして販売をする農家も多くなりました。

株式会社理研ジェネシスでは随時、解析の委託を受け付けています。